(子どもの絵を見ながら、単に「上手だね」ではなく)「この手や腕の立体感や丸みがよく出ているね。肌の明るいところから暗いところまで少しずつ色を変えたからだね」

PRO

教育評論家 親野智可等

以前、図工の授業である男の子を「上手だねー」とほめたとき、その子はあまりうれしそうな顔をしませんでした。次の授業のとき、その子の描いているところをよく観察しておいて、上記のようにほめたらとてもうれしそうな顔をしました。

このことからもわかるように、思春期に近づいてきたお子さまをほめるには、二つのポイントがあります。
一つめは、まず最初に「共感」があること。
二つめは、努力したポイントを「理解」し伝えること。そうすると、親が自分のことを「ちゃんとわかってくれている」「ちゃんと見てくれている」と感じられて、これがうれしいのですね。

PRO親野智可等(おやの ちから)/ 教育評論家

本名 杉山桂一。長年の教師経験をもとにメールマガジン「親力(おやりょく)で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いと評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。ブログ「親力講座」も月間PV20万超。『「叱らない」しつけ』(PHP文庫)などベストセラー多数。現在、全国各地の小・中・高校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気となっている。

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※各カテゴリには、その年齢のお子さまを持つママ・パパの体験談に加え、参考になりそうなほかの年齢のママ・パパの体験談も掲載しています。

【 監修 】

親野智可等(おやの ちから)/ 教育評論家
 
本名 杉山桂一。長年の教師経験をもとにメールマガジン「親力(おやりょく)で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いと評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。ブログ「親力講座」も月間PV20万超。『「叱らない」しつけ』(PHP文庫)などベストセラー多数。現在、全国各地の小・中・高校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気となっている。