ホーム 「ほめ写」コラム Vol.8 受験シーズン本格化!受験における自己肯定感の影響とは?

Homesya project Vol.8 受験シーズン本格化!
受験における自己肯定感の影響とは?

監修・解説:教育評論家 親野智可等

2019/10/16

日に日に秋が深まり、いよいよ本格的な受験シーズンがやってきます。
少子化の現代では、数少ない子どもにより良い環境を与えたいと教育に熱心に投資する家庭が増え、小学校受験ですらその勢いは年々過熱しています。
受験期間中は、今までにない他人との競争にストレスを感じたり、テストの点数で評価されたりと、子どもが受けるプレッシャーは様々。
そんな過酷な状況の中でも、根本的な自己肯定感が高い子は自分を信じ続け、へこたれずに頑張って乗り切ることができます。受験関係者の間でも、受験に受かる子どもたちに共通する特徴のひとつとして、自己肯定感が高いことがあげられるといわれています。

「ほめ写プロジェクト」の発起人であり教育評論家の親野 智可等(おやの・ちから)先生によると、自己肯定感を高めるためには「ほめる」ことが大事だそうです。

教育評論家
親野智可等先生のコメント

子どもが勉強したら、まずはやったこと自体をほめましょう。それから、中身を見てほめられる部分を見つけ出してほめます。全体を漠然と見るのではなく、部分に注目するのがほめるコツです。部分に注目すれば、必ずほめられる部分が見つかります。
そして勉強だけでなく、日頃の生活の中で、常に叱るところからではなくほめるところから入るようにしましょう。同時に、ぜひ写真を活用してください。勉強を含めて子どもが頑張っている写真や、家族の思い出の写真などを壁に飾り、「がんばったね」「一緒に過ごせてうれしかった」「あなたは私たちの宝物」と言ってあげましょう。すると子供の自己肯定感が向上し、勉強への意欲も高まります。

壁に貼った写真やフォトブックなどを見ながら、そのときの思い出を振り返ったり、どんな小さなことでもほめたりすることで、子どもには「親が自分を見てくれている」「肯定してくれている」という気持ちを与えることができ、自己肯定感の向上につながります。
詳しい調査結果はこちら

受験シーズンの今だからこそ、子どもの自己肯定感をなんとかしたいと思っている方は、ぜひ「ほめ写」を始めてみてはいかがでしょうか?

監修者

  • 教育評論家 親野智可等

    教育評論家 親野智可等氏

    本名 杉山 桂一。長年の教師経験をもとにメールマガジン「親力(おやりょく)で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いと評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。ブログ「親力講座」も月間PV20万超。『「叱らない」しつけ』(PHP文庫)などベストセラー多数。現在、全国各地の小・中・高校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気となっている。

参考になったらシェアしてください!

関連記事